生きた「神戸牛」は存在しない

日本を代表する高級ブランド「神戸ビーフ」は正式名称であり、一般的には「神戸牛(こうべうし・こうべぎゅう)」とも呼ばれる。

また、「神戸ビーフ」の旧来の正式名称は「神戸肉(こうべにく)」であり、「神戸ビーフ」は「KOBE BEEF」とも表記される。「神戸牛」は「松阪牛」と「近江牛」または「米沢牛」と共に「日本三大和牛」の一つとされる。

神戸牛

そんな「神戸牛」は生きている間は「但馬牛(たじまうし)」と呼ばれる。兵庫県で生産された黒毛和種の「但馬牛」からとれた牛肉が、ある一定の基準を満たすと「神戸牛」のブランド名を名乗ることが出来る。

厳しい審査基準を突破した質の良い肉だけが「神戸牛」として認定されるため、肉質の悪い「神戸牛」は存在しない。

このように「神戸ビーフ」または「神戸牛」は牛肉に対する呼称であり、生きた牛は「但馬牛」と呼ばれるため、生きた「神戸牛」は存在しないということになる。

ちなみに、「神戸ビーフ」の基準を満たしている牛肉は、「神戸ビーフ」と「但馬牛(たじまぎゅう)」のいずれかの銘柄名を任意に選んで出荷することが出来る。

また、「但馬牛(たじまうし)」からとれる牛肉のブランドには「神戸ビーフ」や「但馬牛(たじまぎゅう)」のほかに、「三田牛(さんだぎゅう)」「淡路ビーフ」「黒田庄和牛(くろだしょうわぎゅう)」などがある。これらのブランド名は肥育された地名に主に由来し、ある一定の基準を満たした牛肉であることを意味する。

リンク神戸肉流通推進協議会Wikipediaコトバンク

2020/3/13

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カテゴリー「食べ物

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