電車に乗っているとウトウトと眠くなることが多い。それは母親のお腹の中を思い出すためだという説がある。
より眠くなるのは新幹線よりも在来線の方で、その電車の中で聞く音や振動が、赤ちゃんが胎内で聞く音や振動に似ているためである。
電車に乗っているとカーブや線路のつなぎ目などの振動で、上下・前後・左右・回転などあらゆる方向に揺られる。胎内にいる赤ちゃんも母親が動いた振動で、羊水を通じて伝わり揺られる。これらの体に伝わる振動が似ている。
また、電車の中にいる時の音と赤ちゃんが胎内にいる時の音も似ているという。胎内にいる赤ちゃんには外からの音や母親の心拍音が伝わっている。その音を聞くと赤ちゃんが安心するのと同じように、大人になった人が電車の音を聞くと快適さや安心感を思い出し、それが眠気につながると考えられている。
2020/4/24
カテゴリー「生活・科学」