ニオイを感じるのは「嗅毛」のおかげ

ヒトは「鼻」という器官でニオイを感じている。嗅覚をつかさどる鼻の奥には「嗅毛(きゅうもう)」という小さな毛がたくさん生えている。

ニオイを感じる仕組み

ヒトが目で見ることができる普通の「鼻毛」は1つの鼻に約50本生えているが、ニオイを感じる「嗅毛」は「嗅繊毛(きゅうせんもう)」とも呼ばれ、鼻の奥に5000万~1億本も生えている。

その嗅毛の大きさは約1000分の2ミリで、顕微鏡を使わないと見えないほど小さい。その小さな嗅毛が「嗅細胞」または「嗅覚受容神経」と呼ばれるニオイを感じる細胞に5~10本くらいまとまって生えている。

嗅毛を覆う粘液にニオイ成分が溶け込むと、嗅細胞が刺激され電気信号が発生する。その信号が嗅細胞から脳の嗅球という組織に送られ、大脳皮質そして大脳辺縁に届いてニオイとして認識される。

嗅毛にはニオイ物質が結合する「嗅覚受容体」と呼ばれるセンサーがある。ヒトは約400種類の嗅覚受容体を持つと言われ、その組み合わせは無限にあるため、ヒトは様々なニオイを嗅ぎ分けることができる。

リンクWikipedia日本デオドール

2020/5/8

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カテゴリー「生き物

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