ゾウの鼻が長い理由

ゾウ(象)といえば、その長い鼻や大きな耳が特徴である。ゾウの長い鼻には進化の秘密が隠されている。

ゾウ

ゾウはその長い鼻を器用に使って、草や果実、野菜などの食べ物をつかんで口に運んだり、水を吸い上げて口に入れたりすることができる。また、鼻を使って水を体にかけて水浴びをする姿もよく見られる。その長い鼻は進化の過程の中で、少しずつ長くなったと考えられている。

ゾウの長い鼻は食べ物などを取る時以外にも意外な使い方をする。それは水の中を泳ぐ時に使われる。

実はゾウは野生の環境において、食べ物を探し求めて川を泳いで渡る性質がある。水の中を泳ぐのが得意なゾウは、その長い鼻をシュノーケルのように使って息継ぎをする。ゾウの長い鼻は、もともと水の中で息継ぎをするためのもので、息継ぎに使う中で鼻の長さが少しずつ伸びてきたという説がある。

ちなみに、一般的に「ゾウの鼻」と表現されるが、ゾウの鼻は上唇(うわくちびる)と鼻に相当する部分が進化したものである。ゾウの長い鼻はそのほとんどが筋肉であり、上唇の筋肉が伸びて出来ている。

リンクWikipediaコトバンク

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2021/4/1

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カテゴリー「生き物

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