「色を付ける」の意味・由来

「色を付ける(いろをつける)」とは、「商売などで値段を安くしたり、おまけを付けたりする」という意味の言葉である。

この場合の「色」とは「色彩」のことではなく、「人情、温情、情愛」のことである。「物事の扱いに人らしい情を加え、値引きをしたり、おまけを付けたりする」という意味である。 「おまけ」は「景品などの品物」に限らず、「多少の金額の上乗せ」の場合も含まれる。「謝礼に色を付ける」「アルバイト代に色を付ける」のような使われ方がされる。

これと同様の意味で名詞の「色付け(いろづけ)」という言葉もある。その他に「色を付ける」には「事に際して融通をきかす」という意味もある。

また、「子どもが絵に色をつける」のような使い方の場合には、「色をつける」は「着色、彩色」の意味となる。

リンクコトバンク

2020/7/7

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