「スポーツ」の意味・由来

スポーツ(sports)は、一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体活動などの総称である。

スポーツ

陸上競技・水上競技・球技・格闘技などの競技スポーツの他、レクリエーションとして行われるものも含む。球技には野球・サッカー・テニス・卓球・バスケットボール・バレーボール・バドミントン・ラグビー・ハンドボール・アイスホッケー・水球などがある。

英語の「sport」という言葉は15世紀の初め頃にイギリスで生まれたとされる。元はフランス語の「desport(デスポール)」という言葉で「気晴らし」や「楽しみ」という意味である。

この言葉は更にラテン語の「deportare(デポルターレ)」にさかのぼり、「物を違う場所へ運ぶ」という意味である。「de」は「~から離れる」、「portare」は「運ぶ」を意味する。そして、「気分を違う方向へもっていく」という意味に派生して「気晴らし」を意味するようになった。

上記の内容をまとめると以下のような変化で「sport」という言葉が生まれた。

ラテン語「deportare」物を違う場所へ運ぶ

フランス語「desport」気晴らし・楽しみ

英語「sport」スポーツ・運動

日本では大正時代の終わり頃からスポーツという言葉は一般化されたが、当時は野球やテニスなど欧米から入ってきたものだけを指していた。スポーツという表現で柔道や空手などの武道も含めるようになったのは戦後のことである。

また、エンジンのついた乗り物で競技・競走を行うことも身体活動が重要な要素を占めるため、「モータースポーツ(motorsports)」とも呼ぶ。その他にも、コンピュータゲームをスポーツ競技として捉え、「eスポーツ(e-Sports)」と呼ぶことがある。

リンクWikipediaコトバンク

2021/8/24

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「語源・由来

関連記事