「一両日(いちりょうじつ)」という言葉は、「一日または二日」や「今日または明日」という意味である。
「一両日」の「一」は「一日」を、「両日」は「二日」を意味する。そこから「一日または二日」という意味になり、さらに「今日または明日」という意味にもなる。「一両日」を含む言葉として「一両日中」がある。
ビジネスシーンでは「一両日中にご連絡します」や「一両日中にご返事ください」のような使われ方がされる。また、食品の賞味期限でも「一両日中にお召し上がりください」と記載されている場合がある。
では、この「一両日中」とはいつまでの日を指すのか。本来の意味からすると一日目を今日、二日目を明日として「今日または明日まで」という意味になる。しかし、一日目を明日、二日目を明後日として、近年では「明後日まで」と解釈する人も多いようである。
人によって受け取り方が違うため、ビジネスシーンなどでは誤解を生む可能性がある「一両日中」という言葉を使うよりは、具体的に「~日まで」という言葉を使ったほうが間違いがないと言える。
リンク:NHK放送文化研究所、コトバンク
2021/9/21
カテゴリー「語源・由来」