公園にある遊具の「ブランコ」は乗って遊ぶものだが、一見普通に見えるブランコが災害時にはある役割を持って利用される。
それはブランコの骨組みを利用して災害時に「テント」として使用するというものである。公園は災害時に一時的な避難場所になる。そんな時にテントの幕をブランコの上から被せ、幕を安全柵に固定すると約15分でテントが完成する。
ブランコの骨組みは強固でしっかりしているため、このテントは風や雨に強いという特徴がある。テントは災害時に重要な活動拠点として活躍する。
全国には「防災公園」と呼ばれる災害時に防災拠点や避難所として使用される公園がある。北海道や和歌山県、三重県などでこのようなテントになるブランコの導入を確認できる。製造メーカーでは全国的な普及を目指している。
ブランコ以外にもテントを設置できる遊具も存在する。また、災害時に非常用トイレになるマンホールもある。平常時はマンホールで、災害時にはその上に便座とテントを設置してトイレとして使用できる。
リンク:コトブキ
2024/10/13
カテゴリー「生活・科学」