消火栓標識に付いた数字の意味

街中では消火栓があることを示す「消火栓標識」というものを見かける。その標識の下に数字が書かれたプレートが付いている場合がある。

消火栓標識と数字のプレート

上の画像では消火栓標識の下にある白い矢印のプレートに「6m」と書かれている。この数字が書かれたプレートはある役割で付けられている。

この場合、標識から6m離れた場所には「消火栓が入ったマンホール」がある。このプレートは消火栓があるマンホールの方向と標識からの距離を示している。

消火栓の入ったマンホール

消火栓のマンホールは路上に多く、通行を妨げてしまうため標識を真横には設置できない。また、マンホールには消火栓以外にも電気やガス、下水道など様々な種類があるため、消防自動車がすぐに消火栓を見つけられるようプレートが付けられるようになった。

その他にも、路上が雪で覆われるとマンホールの位置が分からなくなってしまう。数字の書かれたプレートは消火栓の位置を正確に示しており、迅速な消防活動を行うために付けられている。

ちなみに、道路交通法で消火栓の5m以内は駐車禁止と規定されている。また、消火栓標識の維持管理は標識に付属する広告料で賄われている。

リンクX東京消防庁

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2024/10/26

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カテゴリー「生活・科学

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