2000円札は2000年(平成12年)に行われた九州・沖縄サミットに合わせて同年7月19日に発行が開始された。D券とも呼ばれる。
表面には沖縄県を代表する世界遺産・首里城の守礼門が、裏面には『源氏物語絵巻』第38帖「鈴虫」の絵図(光源氏、冷泉院)と詞書(ことばがき)、および作者の紫式部(むらさき しきぶ、970~1014年)が描かれている。
現在2000円札は全紙幣の1%以下の流通数で、見かける機会も減ったが、一方で沖縄県では比較的よく見かける。沖縄県那覇市に本店を置く琉球銀行では2000円札の利用を促進するために、2000円札を優先的に出すATMが存在する。
ATMでお金を引き出す際に「二千円札優先」というボタンを押すと、2000円札が優先されて出てくる。普段よく使うお札から沖縄県の歴史や文化に興味を持ってもらうために2007年(平成19年)から設置されている。
沖縄県内での2000円札の流通枚数は全国の8%に当たる約800万枚程度となっている。これは全都道府県で最も多い枚数である。
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2025/11/26
カテゴリー「歴史・文化」