「紙おむつ」誕生のきっかけ

「紙おむつ」は、尿や便を捕捉するため下腹部に着用する紙である。「おむつ」は英語で「diaper」(ダイパー)、「紙おむつ」は「disposable diaper」などと呼ばれる。

紙おむつ

世界初の紙おむつは1940年代に北欧のスウェーデンで誕生した。その当時は第二次世界大戦中であり、スウェーデンでは妊娠や出産を理由に解雇してはならないとか4ヵ月半の出産休暇などの制度がすでに整備されていた。小さな国だったため少子化対策には早くから取り組んでいた。

そんなスウェーデンは第二次世界大戦では中立の立場をとっていた。しかし、ドイツからは協力要請という名の圧力をかけられていた。これが紙おむつ誕生のきっかけとなった。

ドイツがスウェーデンに対して経済封鎖、つまり貿易に制限をかけてきた。当時スウェーデンでは布おむつに必要な綿花をドイツから輸入していたが、それが難しくなった。そこで政府をあげて紙おむつの生産に取り組むことになった。

紙を重ねてメリヤス(ニット生地)の袋で覆った紙おむつが開発された。このおむつはヨーロッパスタイルと称され、第二次世界大戦後にアメリカに伝わってさらに発展を遂げた。日本では1950年(昭和25年)頃に初めて紙おむつが発売された。

1977年(昭和52年)にはアメリカからテープで止めるタイプの紙おむつが輸入された。日本の国産のテープ型紙おむつは1981年(昭和56年)に発売された。このように紙おむつの誕生のきっかけはスウェーデンに対してドイツが行った経済封鎖だった。

ちなみに「おむつ」の語源は、平安時代の赤ちゃんの肌着を指す言葉「むつき」である。「むつき」の丁寧語である「おむつき」から「き」が略されて「おむつ」となったといわれている。

リンク:Wikipedia、コトバンク

2026/10/3

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カテゴリー「歴史・文化」

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