「みてくれ」とは、人や物の外見・外観・見た目の印象・体裁を表す名詞である。「みてくれがいい」は「見栄えが良い」という意味になる。
「みてくれ」は江戸時代にはすでに使われていた言葉で、漢字だと「見て呉れ」と書く。「呉れ」は「呉れる」の命令形で「~してくれる」の「くれる」と同じである。つまり、「みてくれ」は「見てくれる」の命令形である。
広辞苑には「みてくれ」の説明として、「見てくれ」と言わんばかりの、人目につくようなふるまいや身なり、と掲載されている。「みてくれ」は「さあ、これを見てくれ」という人に見せびらかすことから生まれた言葉である。そこから転じて「みかけ」や「外見」という意味になった。
ちなみに「みてくれ」と同じように命令形の口調から生まれた言葉がある。それは「これみよがし」である。「がし」は強調の接尾語で、「がし」を外すと「これみよ」となる。「これを見よと言わんばかりに誇らしげにみせつけるさま」という意味である。
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2026/10/28
カテゴリー「語源・由来」