見えない・見えにくい人と共生社会を考える3日間(3月28日・3月29日・3月30日 記念日)

ロービジョン・ブラインド川柳コンクールの協力団体・個人有志一同が制定。

日付は共生社会を「み(3)んなをつ(2)なぐ橋(8)を、み(3)んなで作(29)り、み(3)んなの未(3)来を大(0)きくする」と捉えた語呂合わせから3月28日・3月29日・3月30日としたもの。記念日を年度末に近い3日間として様々な形で情報提供や広報活動を行う。

見えない・見えにくい人と共生社会を考える3日間

視覚障害や視覚障害者についての情報や活動を一般の人やマスコミなどにアピールするのが目的。見えない人、見えにくい人の人的・物的環境整備につなげるとともに、見える人とのバリアを取り除き共生社会を築くための方法をみんなで考えたいとの思いが込められている。

記念日は2025年(令和7年)2月27日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

当初は、まったく見えていないわけでは無く、周囲の人に誤解や理解をしてもらいにくいロービジョン(弱視)の人が多くいることから、3月29日を「見(3)え難い(29)」日として記念日登録を考えていたが、見える人、見えにくい人、見えない人すべてを包括する意味合いから3日間の記念日制定になった。

年度替わりのこの時期に、視覚障害に関する話題が報道されることで、一般の人には情報がより身近なものとして伝わっていき、見えにくさで困っている人には、新年度から白杖を使ってみようと勇気を出しやすくなったり、困っていることをまわりに相談しやすくなる環境が整っていく、その一歩となることを願った記念日である。

記念日の制定に関連する企業として、眼鏡専門店の運営などを手がける株式会社パリミキや、ラジオ番組の制作などを手がける株式会社文化放送が挙げられるようである。

文化放送ロービジョンプロジェクト

文化放送ではロービジョンプロジェクトを実施している。ロービジョン(Low Vision)とは、何らかの視覚障害により日常生活が不便になること。

周りからは困難なく行動しているように見えることもあり、ロービジョン者であることは、理解されにくい側面がある。そのため、見づらいが故に起きるロービジョン者の言動は、周囲の人から不可思議に思われてしまうことも多い。

ロービジョン者でもある文化放送局員の想いをきっかけに、同社はラジオ番組をつくり始めた。これからもラジオ放送を起点にしながら、その声を一つひとつ、少しでも多くの人に伝えていく。

関連する記念日として、点字ブロックが世界で初めて岡山市に敷設された1967年(昭和42年)3月18日に由来して3月18日は「点字ブロックの日」、10月15日は「白杖の日」、12月3日は「視覚障害者ガイドヘルパーの日」となっている。

リンクパリミキ文化放送

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カテゴリー「3月の記念日」「今日は何の日

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