新潟県新潟市の岩室温泉旅館組合が制定。
日付は「く(9)ろ(6)」(黒)と読む語呂合わせから。
開湯から300年以上の歴史を誇り、新潟の奥座敷と呼ばれ、弥彦神社の参拝客や多くの観光客などで賑わう「岩室(いわむろ)温泉」。その温泉は切り傷・冷え性・アトピー性皮膚炎などに効能があり、湯上りの肌がつるつるになることでも知られる。
源泉は硫黄と鉄が結合した硫化鉄の細かい黒い粒子が湯口や湯船に付着する「黒湯」で、記念日をきっかけにより多くの人に「黒湯」の岩室温泉の魅力を知ってもらうのが目的。 記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
岩室温泉は、北国街道沿いに位置する。開湯伝説では鳥の雁(がん)が温泉で傷を癒しているところを発見したという。そのため、古くは「霊雁(れいがん)の湯」と呼ばれ、後に弥彦神社参拝の宿場として栄えた。
岩室温泉の特徴である「黒湯」により足裏などが黒くなることもある。旅館の温泉の他にも「足湯」や「立ち寄り湯」もある。岩室温泉には「間瀬銅山跡巡り」や「岩室温泉街歩き」「夏井の稲刈り&はざ架け体験」「笹団子手作り体験」「大根のからし巻体験」などの体験サービスもある。また、黒湯の黒にちなんだ様々な商品も作られている。
岩室温泉の「霊雁の湯」は、泉温:52.2℃、泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物温泉、効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・疾患・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康促進・きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病となっている。