とっとり0929(和牛肉)の日(9月29日 記念日)

鳥取県西伯郡大山町に事務局を置く鳥取県牛肉販売協議会が制定。

日付は0929で「わ(0)ぎゅう(9)に(2)く(9)」(和牛肉)と読む語呂合わせから。また、鳥取和牛の評価が全国的に高まるきっかけとなる大会が行われた2017年(平成29年)9月にちなんだ9月と肉の29日を合わせて。

記念日を通して生産者・販売・行政などの関係団体が連携し、鳥取和牛のブランド化をさらに推進していくことが目的。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

鳥取和牛

鳥取県産の和牛は1989年(昭和64年/平成元年)から「鳥取和牛」としてブランド化を目指し、肉質改良への取り組みを重ね続けた結果、2017年(平成29年)9月に開催された全国和牛能力共進会(全共)第11回宮城大会で肉質日本一を獲得した。

鳥取和牛

この全共は5年に一度開催される和牛日本一を競う審査大会である。全国的な大会で認められたことで、今後ますますブランド牛として鳥取和牛の認知度が高まることが期待されている。

鳥取和牛の歴史

西日本屈指の秀峰・大山(だいせん)は霊山として古来より人々の信仰を集めてきた。平安時代から大山寺への参拝者が牛馬を連れてお参りするようになり、参拝者の間で牛馬の自慢話が行われ、比べて交換するようになったとされている。これが大山牛馬市の始まりと伝えられている。

江戸時代には「大山博労座」が開かれ、広島県久井の牛市、福島県白河の馬市と並ぶ「日本三大牛馬市」として賑わうなど鳥取県は古くから日本有数の牛の生産地だった。また、鳥取県は大正時代に日本初となる和牛の登録事業(牛の戸籍管理)に取り組み、日本の和牛改良の基礎を築いた歴史がある。

伝説の名牛

1966年(昭和41年)に岡山県で開催された第1回全国和牛能力共進会の肉牛の部・産肉能力区で一等賞の栄冠に輝いたのが鳥取県の雄牛「気高号(けたかごう)」である。

気高号

この発育・資質ともに良好、かつ大柄で産肉能力に優れた名牛は、生涯9千頭以上の子孫を残し、現在の有名ブランド牛の始祖として和牛界の歴史に不朽の名を残している。

鳥取和牛の中でも、オレイン酸55%以上で気高号の血統を継ぐものは「鳥取和牛オレイン55」としてブランド化されている。鳥取和牛オレイン55は、霜降りの風味だけでなく、低い融点で驚きのくちどけを味わうことが出来る。

リンク鳥取牛肉探訪鳥取県

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カテゴリー「9月の記念日」「今日は何の日

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