東京都千代田区神田鍛冶町に本社を置き、着せ替え人形の「バービー」やカードゲームの「ウノ」など、様々な玩具や遊戯用具の輸入・販売などを手がけるマテル・インターナショナル株式会社が制定。
日付は「ト(10)イ(1)=おもちゃ」と読む語呂合わせから。
玩具は娯楽としてだけではなく、からだ・あたま・こころをバランス良く育み、子どもたちの可能性を広げ、五感をフルに使った遊びは学習意欲や豊かな感性を育む土台となる。
子どもたちの「わくわく」を引き出し、成長を支える重要な玩具の役割をあらためて考える日とするのが目的。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
マテル社(Mattel, Inc.)は、アメリカ・カリフォルニア州エル・セグンドに本拠を置く世界最大規模の玩具メーカーである。ハズブロ社(Hasbro, Inc.)と並んでアメリカを代表する玩具メーカーとされている。
1945年(昭和20年)にルース&エリオットのハンドラー夫妻(Ruth Handler、Elliot Handler)、ハロルド・マトソン(Harold Matson)の3人が南カリフォルニアのガレージにマテルを創業した。その際、マトソンのニックネーム "Matt" と、ルースの夫のエリオット・ハンドラーのファーストネーム "El"liot を組み合わせて "matt-el" = Mattel と命名された。
1959年(昭和34年)にエリオットの妻であり後に社長に就任するルース・ハンドラーが中心となって考案したバービー(Barbie)を発表し、世界で最も有名な人形の一つになった。ルースは、切り抜き紙人形に夢中の娘をヒントに、立体人形のバービーの製作を発案した。
カードゲームのウノ(UNO)は、1971年(昭和46年)にアメリカ・オハイオ州で理髪店を営むマール・ロビンス(Merle Robbins)により考案され、1979年(昭和54年)に広く発売されて人気となった。スペイン語またはイタリア語で数字の「1」を意味する「uno」が名前の由来である。
マテルの社会貢献のキーワードは「子ども」である。マテルでは子どもたちの笑顔を届けるために、玩具の寄付やプレゼント、子どもたちや家族との交流会、チャリティーイベントへの参加など様々な活動を行っている。
マテル社に関連する記念日として、1月11日は「UNO(ウノ)の日」、3月9日は「バービー人形の誕生日」となっている。