東京都千代田区九段北に事務局を置き、鰹(かつお)や鮪(まぐろ)の漁業関係者で構成される日本鰹鮪漁業協同組合連合会が1986年(昭和61年)に制定。
日付は、万葉の時代の726年のこの日、山部赤人が聖武天皇のお供をして明石地方を旅した時、鮪(しび=まぐろ)で栄えるこの地方を讃えて詠んだ歌「鮪釣ると海人船散動ぎ…」が『万葉集』(巻6・938段)にあることから。
まぐろをもっと食べてもらおうと記念日としたもの。この日を中心として、まぐろをPRするイベントなどが実施される。
日本鰹鮪漁業協同組合連合会(日かつ連)は1950年(昭和25年)6月に設立された団体で、2006年(平成18年)4月にその後継組織である日本かつお・まぐろ漁業協同組合(日かつ漁協)が組織された。
日かつ漁協は、東京都江東区永代に事務局を置き、漁業関係者が遠洋かつお・まぐろ漁業を営むために、主に指導事業や経済事業を行っている。これにより、安全操業の確保や、天然のかつお・まぐろ資源の維持や管理などを実現している。
マグロ(鮪)は、スズキ目サバ科マグロ属に分類される魚の総称。暖海性で外洋性、回遊性の大型肉食魚で、日本を始めとする世界各地で重要な食用魚として漁獲されている。
「マグロ」の名前は、目が大きく黒いことに由来して、「まっくろ」→「まくろ」→「まぐろ」や、「目が黒い」→「目黒」→「まぐろ」となった説がある。
マグロの種類としては、クロマグロやミナミマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、キハダマグロなどがある。マグロは食用として、刺身や寿司種、焼き魚、ステーキ、缶詰などに利用される。
マグロは背中側と腹側では脂肪の含有量が異なり、部位によって「赤身」「中トロ」「大トロ」と呼ばれる。「トロ」という名前は、脂肪分が多く「口の中でとろける」「口に入れるとトロッとする」様子に由来して名付けられた説がある。
リンク:かつお・まぐろポータル、Wikipedia