埼玉県さいたま市大宮区に本社を置き、補聴器を中心とした聴覚関連機器の販売などを手がける株式会社岡野電気が制定。
日付は「いい(11)みみ(3)」(いい耳)と読む語呂合わせと、難聴ケアを文化にしたいという思いも込めて国民の祝日「文化の日」である11月3日とした。
難聴が原因で起きる様々な障害の重大性を知る機会を作ること、難聴予備軍の人に正確な情報を提供すること、そして障害が発生する前に対策を取ってもらい、難聴を改善するきっかけの日とすることが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は1945年(昭和20年)10月26日に創業者・岡野金之助が家電の販売や電気工事事業を営む「岡野電気商会」として創業した会社である。1955年(昭和30年)に補聴器の販売を開始して以来、専門家として多くの人の「聞こえの改善」に携わってきた。
上にある岡野電気のロゴは、OKANOの頭文字「O」と主力事業である補聴器事業の「耳」をモチーフにしたデザインである。また、信頼や誠実の青と、安心や成長の緑を配色し、ダイナミックに円を描くことで、目まぐるしく変化する競争環境に対応し成長する様を表している。
同社は埼玉県内で10店舗の認定補聴器専門店(リオネットセンター)を運営する。国産メーカーのリオネット補聴器をはじめ、世界6大メーカーの補聴器を扱っている。さらに、2019年(平成31年)2月22日からプライベートブランド「OKANO補聴器」の販売を開始しており、幅広いラインナップの中からお客様に最適な補聴器を提案している。
補聴器は先天的・後天的に難聴になってしまった人の聞こえをサポートする機械である。補聴器には耳の型を取ってオーダーメイドで作るタイプの補聴器や、耳に掛けるタイプ、ポケットラジオのような形のポケット型補聴器、骨導メガネ型補聴器がある。また、外科手術で頭部に機器を埋め込む人工内耳もある。
最近の補聴器は通信機能を備えており、スマートフォンや専用のリモコンと繋がることで、音量の調整やメモリーの切替、補聴器の場所を探す機能などを簡単に利用できるようになっている。音の調整は聴力測定・検査の結果を基に、客観的および主観的な意見を聞きながら微調整を繰り返すことで行われる。