ラジオ体操に第1と第2がある理由

ラジオ体操とは、国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした体操であり、戦前の1928年(昭和3年)に始まった。

ラジオ体操

そんなラジオ体操には「ラジオ体操第1」と「ラジオ体操第2」の二種類がある。これらはそれぞれ対象とする人が違い、ラジオ体操の「第1は子どもからお年寄り向け」、「第2は大人向け」という違いがある。

第1は子どもからお年寄りまで誰にでも簡単にできるように作ってある。一方、第2は大人向けで少しテンポが速く、力強い動きになっている。実は、現在のラジオ体操になるまでに、ラジオ体操は三度の変更がされている。

1928年(昭和3年)11月1日、ラジオ体操は昭和天皇即位を記念して、「国民保健体操」として始まった。しかし、戦後の1946年(昭和21年)4月、GHQから号令に合わせて全員で一斉に体操する姿が軍国主義的だとの指導を受け、初代ラジオ体操の放送は終了した。

同年、ラジオ体操の復活を望む国民の声に応える形で、2代目ラジオ体操の放送が開始された。しかし、このラジオ体操はあまり定着せず、幻のラジオ体操になってしまった。

その後、休止期間を経て、1951年(昭和26年)5月、現在のラジオ体操第1が誕生した。そして、翌年の1952年(昭和27年)6月、現在の大人向けのラジオ体操第2が誕生した。このラジオ体操第2は戦前の初代ラジオ体操の時から存在したものだった。

初代ラジオ体操第1が作られた時に「全国ラジオ調査」が行われた。これにより、足の部分の運動が少ない、今の体操だと物足りない、もっと強い運動をしたい、との声が多く寄せられ、大人向けのラジオ体操第2が制作された。実際、ラジオ体操第2のほうが激しい動きが多く取り入れられており運動量も多い。

実は、戦後に作られて間もなく廃止となった幻のラジオ体操として「ラジオ体操第3」があった。このラジオ体操第3は筋力強化を目的としたもので、両腕を大回転して屈伸したり、両脚を開閉してリズム良く跳びはねるなど、少し複雑で高度な体操が組み込まれていた。ラジオ体操第3はその動きが難しいこともあり、残念ながら普及せず、短期間で放送は終了した。

1928年(昭和3年)11月1日にラジオ体操が始まったことを記念して、11月1日は「ラジオ体操の日」という記念日になっている。

リンクWikipedia

2019/11/4

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カテゴリー「スポーツ

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