日本の伝統的な遊びである「けん玉」において、その技術の向上を目指すために講習会や段位認定を行う日本けん玉協会の支部が各地にある。
同協会の支部は北は北海道から南は沖縄まで日本全国にある。実は最も北にある支部は北海道支部だが、最も南にある支部は沖縄支部ではない。さらに南に支部があり、そこは体を使った遊びやスポーツがしにくい場所である。
最も南にある支部は「南極昭和基地支部」である。厳しい環境で暮らす南極観測隊の娯楽として伝統的に行われてきた。
南極昭和基地支部は1978年(昭和53年)に発足した。寒くて外で運動ができない南極で、隊員たちの運動不足の解消やコミュニケーションの向上、息抜きを目的に設立された。南極昭和基地では約20人の隊員が日夜けん玉の技を磨いている。
2024/11/9
カテゴリー「歴史・文化」