クロモジの日(9月6日 記念日)

養命酒製造株式会社のクロモジ推進室内に事務局を置き、研究団体・自治体・森林組合・一般企業・法人などで構成されたクロモジ研究会が制定。

日付は「ク(9)ロ(6)モジ」と読む語呂合わせから。

世の中にクロモジの存在を知らせるとともに、クロモジ産業に携わる人々の連帯感を高め、育成活用や森林保全活動、文化的事業などの促進を図ることが目的。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

クロモジ

クロモジについて

クロモジ(黒文字)とは、日本全国に自生する日本固有のクスノキ科の落葉低木。その枝は高級楊枝の材料とされ、楊枝自体も黒文字と呼ばれる。和菓子などの楊枝として使われる。

クロモジの楊枝

古くから生薬としても活用されており、芳香性健胃薬として胃腸の働きを整える効能も確認されている。また、香料の黒文字油がとれる。その爽やかな香りや健康に資する機能などから、有用性の高い国産ハーブとして注目されている。

和名である「黒文字」の名前は、若枝の表面に黒い藻類が付着し、黄緑色の地色に黒いまだら模様の斑紋が入るため、これを文字に見立てたものといわれる。

早春の花が少ない時期に花が咲くので、茶園や公園の植栽として植えられることがある。また、開花期の枝は、生け花の花材に利用される。江戸時代には房楊枝(ふさようじ)と呼ばれる歯ブラシの材料としても使われていた。

その他、日本では古くから香水や石鹸の香料としても使われていた。最近ではクロモジのアロマオイルやお茶も人気がある。養命酒製造では長年研究を行っており、国産クロモジのエキスを配合した「クロモジのど飴」を製造・販売している。

クロモジのど飴

リンククロモジ研究会クロモジのど飴Wikipedia

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カテゴリー「9月の記念日」「今日は何の日

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