東京都港区三田に本社を置き、北海道産のてん菜(ビート)から砂糖などを製造している日本甜菜(てんさい)製糖株式会社が制定。
日付は同社のビート糖製品の意匠をスズラン印に統一した日の1962年(昭和37年)10月20日から。同社では同日をスズラン印の誕生日に設定している。
同社食品のトレードマークであるスズラン印の認知度を向上させ、製品を愛用しているお客様に感謝の想いを伝えることが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
日本甜菜製糖株式会社は1919年(大正8年)6月11日に前身である北海道製糖株式会社として創立した会社。資本金は82億7,941万4,800円、売上高は692億9,700万円(2024年3月期・連結)、従業員数は774名(2024年3月末・連結)となっている。
同社の略称は「日甜」または「ニッテン」。東証プライム市場に上場しており、証券コードは2108。同社はビート糖、精糖、飼料(配合飼料・ビートパルプ)、紙筒、イースト、種子、オリゴ糖等機能性食品の製造・販売、農業機材の販売および不動産賃貸事業を手がける。
畑から、食卓へ。同社はてん菜から広がる可能性を見いだし、人と環境にやさしいものづくりで、北海道、そして日本の未来に貢献する。これからも持続可能なてん菜産業の発展に尽力していく。
スズラン印の上白糖(てん菜糖)は、北海道の大自然で育ったてん菜(ビート)100%を原材料に、北海道士別市にある士別製糖所で作られる。砂糖はてん菜が根の部分に蓄えた糖分を純粋に取り出した天然の甘味料。
砂糖が白く見えるのは、雪や砕いた氷が白く見えるのと同様に、無色透明な結晶の光の乱反射のためであり、漂白剤を使って白くしているわけではない。料理やお菓子作りなど、何にでも使える上白糖である。
内容量は1kg、500g(ポリ袋入り)の商品がある。100gあたりの栄養成分はエネルギー391kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物99.3g、食塩相当量0gとなっている。
保存方法は、アリや虫などが入らないように、フタのある容器に入れて保管する。温度や湿度の変化があまりない場所に保管し、開封後は外気と触れないよう密閉して保管するのがよい。
関連する記念日として、「さ(3)とう(10)」(砂糖)と読む語呂合わせなどから3月10日と11月30日は「砂糖の日」、5月1日は「スズランの日」となっている。5月1日の「スズランの日」には同社より日頃の感謝を込めて、スズラン印の砂糖をプレゼントするキャンペーンが実施される。