寿司ロボットの日(7月3日 記念日)

東京都中野区中野に本社を置き、寿司ロボットやご飯盛付けロボットなどの米飯加工機器を製造・販売する鈴茂器工(すずもきこう)株式会社が制定。

日付は同社創業者の鈴木喜作(すずき きさく、1932~2005年)が「寿司ロボット」と命名した日の1982年(昭和57年)7月3日から7月3日を記念日としたもの。

寿司ロボットの日

同社は世界初の寿司ロボットを開発し、国内外の寿司市場の成長と拡大を支えている。記念日を通して、寿司文化の発展と寿司職人への敬意を表し、寿司を楽しむ機会を提供し続けることが目的。

記念日は2025年(令和7年)3月14日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

鈴茂器工

鈴茂器工株式会社は1961年(昭和36年)1月13日に設立した会社。資本金は11億5,400万円、従業員数は連結494名・単体444名(2025年3月末時点)、売上高は連結で145億1,400万円(2024年3月末時点)となっている。

食品加工機械メーカーとしてのイメージが強い同社だが、単なる機械メーカーにとどまらず、市場やお客様の変化に先駆け、食産業のニーズや社会課題を解決するソリューションを創造し提供する。

寿司ロボット1号機(江戸前寿司自動にぎり機)

同社は1981年(昭和56年)に世界初の寿司ロボットを開発し、寿司の大衆化を実現した。寿司ロボットの発売当時は「江戸前寿司自動にぎり機」と称していたが、翌1982年にとある番組に出演した際、「江戸前寿司自動にぎり機」を操作したアナウンサーが「これはまさしくロボットですね」と感想を述べたことにインスピレーションを受け、「寿司ロボット」と命名した。

そんな寿司ロボットの始まりは、1970年代に行われた減反政策まで遡る。当時、米の生産を抑制する政策を憂慮した鈴木喜作は「高くて手が出なかった寿司を誰もが安く食べられるようにすれば、米がより消費されるようになるのではないか」と考え、シャリを握る機械の開発に取り組んだ。

開発をスタートしてから数年間は、寿司職人が手で握ったような仕上がりを再現できずに苦しんだが、寿司職人の「握り」の一連の動作を徹底的に研究することで、1981年に寿司ロボットの1号機が完成した。

1号機は品質の高いシャリ玉を1時間に1200貫も量産できたため、寿司職人の省力化・機械化を実現し、国内外の回転寿司の発展や寿司の大衆化に大きく貢献した。この業績が認められ、寿司ロボット1号機は数々の賞を受賞し、2021年(令和3年)には「機械遺産」にも認定されている。

現在、寿司ロボットの生産能力は大幅に向上し、シャリの食感はもちろん、デザインや操作性も改良された。近年ではニーズに合わせて様々な寿司ロボットが開発されている。

シャリ玉ロボット

例えば、回転寿司では1時間あたり最大4800貫を量産する「シャリ玉ロボット」が利用されており、店内での演出を重視する店舗では木目仕上げで機械イメージのない「お櫃型ロボット」が人気である。

お櫃型ロボット

これらの寿司ロボットは、日本国内だけでなく世界でも活躍している。2025年2月時点で同社の寿司ロボットが活躍している国は90ヵ国以上にのぼり、世界の「日本食ブーム」は衰える様子を見せない。

また、カルフォルニアロールをはじめ、ドーナツやケーキ、ブリトーなど日本で見かける「寿司」とは全く異なる「SUSHI」が独自の発展を遂げている。今や「寿司」は日本食というカテゴリを超え、自国の食文化にローカライズされた「SUSHI」として、世界中の人々に愛されつつある。

関連する記念日として、同社は鈴木喜作の誕生日に由来して1月5日を「SUZUMOの日」、ご飯盛付けロボット「Fuwarica=ふ(2)わ(8)りか」と読む語呂合わせなどから2月8日を「Fuwaricaの日」に制定している。

リンク鈴茂器工Wikipedia

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カテゴリー「7月の記念日」「今日は何の日

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