水族館で臆病な魚のための工夫

海の生き物を展示している水族館には多くの種類の魚たちがいる。その中には臆病な魚もいて、そんな魚のために工夫がされている。

まず水族館の照明は暗い設定になっている。魚は人間を見ると警戒してしまい、逃げたり隠れたりする場合があり、なるべく人の動きが目立たないように照明を暗くする水族館が多い。

チンアナゴ
チンアナゴ

しかし、チンアナゴやニシキアナゴのように照明を暗くしても警戒が解けない臆病な魚もいる。そのような魚の場合、照明を暗くするだけでなく水槽にある工夫を施す場合がある。

その工夫とは水槽の内側に「マジックミラー」を設置することである。チンアナゴのような臆病な魚は外からの刺激で隠れてしまうことが多く、そのような時は魚の鑑賞ができない。そこでマジックミラーを貼ることで、外からの刺激が魚に伝わらず自然な状態を維持できる。

富山県魚津市にある魚津水族館のFacebookでは、警戒心の強いチンアナゴのためにマジックミラーにした水槽を紹介している。カメラを沈めて水槽の内側から外側が見えない様子を撮影した動画もある。効果は抜群でチンアナゴは安心して外に姿を見せている。

関連記事

2024/10/11

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「生き物

関連記事