海の水をキレイにするアサリ

味噌汁や酒蒸し、しぐれ煮、クラムチャウダーの具などに用いられるアサリは、海の水をキレイにする働きがある。

アサリ

アサリには海水を体内に入れる時に使う入水管と、出す時に使う出水管の二つの管がある。これらは上の画像のように貝から少し出ているのをよく見かける。

海水を吸ったり出したりするのは、酸素や餌を体内に取り入れるためである。海水を入水管で取り込むと体内にある鰓(えら)に運ばれる。実はアサリも魚と同じように鰓で呼吸を行う生き物であり、体の左右に二対の鰓を持つ。

取り入れた海水に含まれる浮遊生物のプランクトンやデトリタスと呼ばれる有機物の微粒子を鰓でこし取って食べる。また、鰓から酸素を体内に取り入れる。その後、不要になった海水と糞(ふん)を出水管から排出する。

これらのアサリの働きは海水をキレイにする効果があり、1時間に1リットルの海水をキレイにできる。ちなみに、同じ二枚貝の仲間のカキは浄水能力がアサリの10倍あるとされ、そのカキを利用して東京湾の水をキレイにする取り組みも実施されている。

リンクWikipediaコトバンク

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2021/8/23

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カテゴリー「生き物

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