三重県津市に本社を置き、「あずきバー」の製造元である井村屋グループ株式会社が制定。
日付は暑さが増す7月の初日であることと、古くから毎月1日にはあずきを食べる習慣があったことから。昔からの製法で無着色・無香料を守り製造している井村屋のあずきバー。夏に健康によいあずきを使ったあずきバーを食べて、多くの人に元気になってもらいたいとの想いが込められている。
記念日は2007年(平成19年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心に、あずきバーを配布するサンプリングやトークショーなどの記念イベントを実施している。また、同社は毎月1日を「あずきの日」、10月10日を「やわもちアイスの日」に制定している。
井村屋のあずきバーは、1972年(昭和47年)に「あんの消費が落ち込む夏場に、あえてあんのお菓子を食べてもらう」というコンセプトで誕生した。
現在では井村屋グループを代表する商品の一つであり、2013年(平成25年)に「あずきバー」の商標権も取得している。7~8月のアイスキャンディ売上高で日本一、2017年(平成29年)度には年間約2億7,500万本の販売実績を記録した。
固いことでも有名なあずきバーは、井村屋のホームページにも「固く凍っているため、歯を痛めないようにご注意ください」との注意書きが掲載されている。
あずきバーの原材料は「ぜんざい」と同じで、あずき・砂糖・コーンスターチ・塩・水あめだけで作られており、アイスが柔らかくなる添加剤は入っていない。食物繊維たっぷりのあずきをぎっしり詰め込んでいるため、空気の泡が少なくなり、現在の固さとなった。わざと固くしたのではなく、美味しさを追求した結果、固くなったのである。