ぜんざい・おしるこの日(2月8日 記念日)

三重県津市に本社を置き、あずき製品・アイス・和菓子など、様々な食品を製造・販売する井村屋グループ株式会社が制定。

日付は昔から2月8日は「事八日」(ことようか)と呼び、あずきが入った「お事汁」(おことじる)を無病息災を祈って飲む習慣があることに加え、10月31日の「出雲ぜんざいの日」から語呂合わせで465(しるこ)日後となることが多いこの日を記念日に。

ぜんざい・おしるこ

「ぜんざい」と「おしるこ」は各地域により特徴や定義が異なる。記念日を通してそれぞれの良さやおいしさ、日本の食文化の面白さ、楽しさを知ってもらうのが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

井村屋グループ

井村屋グループ株式会社は、1896年(明治29年)に創業した会社で、「井村屋」の名で菓子の製造を始める。同社は菓子メーカーの「井村屋」などを傘下に持つ持株会社。企業スローガンは「おいしい!の笑顔をつくる」である。

井村屋のぜんざい・おしるこ

井村屋では関連商品として、「レンジで簡単ぜんざい」や「レンジで簡単おしるこ」「井村屋お餅付きぜんざい」「カップおしるこ」「濃厚ぜんざい」「お気に入りしるこ」などを製造・販売している。

ぜんざい・おしるこ

「ぜんざい」(善哉)や「おしるこ」(お汁粉)は、豆(主に小豆)を砂糖で甘く煮た日本の食べ物である。餅や白玉団子のほかにも栗の甘露煮などを入れる場合もある。

関東地方では汁気のない餡(あん)そのものを「ぜんざい」と呼ぶが、関西地方では粒餡を用いた温かい汁物を「ぜんざい」と呼び、漉し餡を用いた汁物は「汁粉」と呼び分ける。

これは西日本から東日本へと伝播する過程において、「ぜんざい」と「汁粉」の区別が正しく伝わらなかったからとも言われる。上記の井村屋の商品では、関西での呼び名のように粒餡を用いたものを「ぜんざい」、漉し餡を用いたものを「おしるこ」としているようである。

汁気のない餡を用いたものは、関西では「亀山」や「小倉」(おぐら)と呼ばれている。なお、「ぜんざい」や「おしるこ」に入れる餅は関東では「角餅」、関西では「丸餅」が通例とされている。

九州での「ぜんざい」と「おしるこ」の違いは、基本的に関西と同様で、粒餡で汁気のあるものを「ぜんざい」、漉し餡を使った汁気のあるものを「おしるこ」と呼ぶ。一部地域では、餅入りを「おしるこ」、白玉団子入りを「ぜんざい」と言い、その逆の場合もある。北海道では「ぜんざい」と「おしるこ」について、はっきりと区別されていない。

「ぜんざい」の名称は、出雲地方の「神在餅」(じんざいもち)に起因するという説がある。旧暦10月に行われる「神在祭」(かみありさい)で振る舞われたのが「神在餅」であり、その「じんざい」が、出雲弁(ずーずー弁)で訛って「ずんざい」、さらには「ぜんざい」となって、京都に伝わったと言われている。

関連する記念日として、井村屋グループは以下のような記念日を制定している。

リンク井村屋Wikipedia

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カテゴリー「2月の記念日」「今日は何の日

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