神奈川県川崎市麻生区の麻生(あさお)観光協会が制定。
日付は2012年(平成24年)のこの日に、麻生区は区制30周年を迎えたことを記念した「禅寺丸柿サミット」が行われ、麻生区の「区の木」として「禅寺丸柿(ぜんじまるがき)」が制定されたことから。
約800年前の鎌倉時代前期に麻生区の王禅寺で発見され、日本最古の甘柿とされる「禅寺丸柿」を多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
明治時代、神奈川県には禅寺丸柿に由来して「柿が生まれた村」ということで、柿生村(かきおむら)があった。1939年(昭和14年)に川崎市に編入され柿生村はなくなったが、柿生駅は残っている。
禅寺丸柿は、1909年(明治42年)に明治天皇に献上された柿でもある。また、2007年(平成19年)には文化財保護法に基づき登録記念物として登録され、保護措置がとられることとなった。
禅寺丸柿のキャラクターは「かきまるくん」で、麻生観光協会を中心に、柿生禅寺丸柿保存会や川崎市が連携し、着ぐるみを作製した。ゆるキャラ「かきまるくん」は、幅広く禅寺丸柿の存在をPRし、地域の活性化を図るべく、各地のイベントなどに参加している。