納豆のパック底にある凹凸の役割

納豆は白いプラスチックの容器に入れて販売されることが多いが、そのパックの底は凹凸になっている。

納豆とパック

パックの底が凹凸になっているのは主に3つの目的がある。1つ目は、凹凸をつけて外からの力に対して容器の強度を増すためである。2つ目は、凹凸がいわゆるフックとなってかき混ぜやすくするためである。

そして3つ目は、空気の通りをよくして発酵を促すためである。パック内の納豆の品質をよくする役割がある。納豆は大豆を高温で煮た後、雑菌が入らないようにすぐに納豆菌を振りかけパック詰めされる。その後、発酵室でパックに入った状態で発酵させる。

パックの中で発酵が進むが、その時に納豆菌の増殖に欠かせないのが酸素である。パックの底の部分に凹凸をつけ、すき間を作ることで、納豆が空気と触れる部分を増やし発酵を促している。

また、パックの底と同じような工夫として、パックの蓋の部分には発酵に必要な空気を取り入れる小さな穴が開いている。

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2024/10/19

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カテゴリー「食べ物

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