「立夏(りっか)」は、「二十四節気」の一つで第7番目にあたる。現在広まっている定気法では太陽黄経が45度のときで5月5日頃。
「立夏」の日付は、近年では5月5日または5月6日であり、年によって異なる。2024年(令和6年)は5月5日(日)である。
「立夏」の一つ前の節気は「穀雨」(4月20日頃)、一つ後の節気は「小満」(5月21日頃)。「立夏」には期間としての意味もあり、この日から、次の節気の「小満」前日までである。
春が極まり野山に夏の気配が立つ頃で「立夏」とされる。江戸時代の暦の解説書『こよみ便覧(べんらん)』には「夏の立つがゆへ也」と記されている。
「春分」(3月21日頃)と「夏至」(6月21日頃)の中間にあたり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から「立秋」(8月7日頃)の前日までが「夏」となる。
「立夏」の日付は以下の通り。
雑節の「八十八夜」(5月2日頃)も過ぎて、新緑の美しい時期である。また、気持ちの良い風が吹き、晴れの日が続くため、旅行・レジャーなど外に出ることが楽しみな時期でもある。