「根津」の地名の由来

東京都文京区にある「根津ねづ」は文京区の東に位置し、千駄木弥生と接する。谷根千やねせんの「根」にあたる。谷根千とは台東区の谷中、文京区の根津と千駄木付近の下町情緒あふれる地域の愛称のこと。

根津神社に由来する

地名は根津神社(根津権現)に由来するが、神社の名前の由来ははっきりしていない。この地が丘地の根元にあり、みなと(=津)に船が泊まる場所であったという説が有力。他にも、神々の番をする神である不寝権現ねずごんげんに由来する説や、大黒天の使者がネズミであったことに由来する説などがある。

根津神社は境内のツツジが名所として知られ、また森鴎外や夏目漱石が近辺に住んでいたことでも有名で、小説の中にも根津神社が登場している。境内には両文豪が腰掛けて想を練ったと言われている「文豪憩いの石」がある。


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「根津」のデータ

人口6,032 人(2013年1月1日時点)
郵便番号113-0031
区域一丁目、二丁目
東京メトロ千代田線「根津駅」

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カテゴリー「文京区の地名の由来」「東京の地名の由来

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