「西片」の地名の由来

東京都文京区にある「西片にしかた」は北西を白山、北東を向丘、東を弥生、南を本郷と接する。

西側の片町

「西側の片町」に由来する。片町とは通りの片側だけが町となっている場所をいう。この地は中山道(本郷通り)の西側に当たり、大名屋敷・武家屋敷があったが、1872年(明治5年)に福山藩主・阿部氏が武家屋敷を一般に開放したことで西片町ができた。東側は昔から百姓たちが訴訟を起こして居住を許された土地で、駒込東片町ができた。

東京大学が近くにあり、多くの学者や文化人が住んでいたため、学者町として知られている。明治期の文人・樋口一葉や夏目漱石らの旧居跡がある。また、関東大震災や第二次世界大戦の被害を免れたため、現在でも明治時代の雰囲気を残している。


大きな地図で見る

「西片」のデータ

人口5,211 人(2013年1月1日時点)
郵便番号113-0024
区域一丁目、二丁目
なし

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「文京区の地名の由来」「東京の地名の由来

関連記事