「喜久井町」の地名の由来

東京都新宿区にある「喜久井町きくいちょう」は新宿区の北部に位置し、早稲田大学のキャンパスや文豪・夏目漱石の生家があることでも知られている。

夏目家の家紋に由来する

「喜久井町」の名付け親は夏目漱石の父・夏目小兵衛直克である。夏目家の家紋は井桁の中に菊が描かれた図柄であり、この家紋に因み「喜久井町」という町名にした。「喜久」は祝意を表す文字として使用された。このことは漱石の随筆「硝子戸の中」(1915年)にも記されている。漱石の生家跡には石碑が建ち、そこから続く坂は夏目坂という名称である。


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「喜久井町」のデータ

人口1,823 人(2013年1月1日時点)
郵便番号162-0044
区域喜久井町のみ
なし

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カテゴリー「新宿区の地名の由来」「東京の地名の由来

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