「日本橋」の地名の由来

東京都中央区にある「日本橋」の地名は日本橋川に架けられた橋の名前に由来する。日本橋は日本の道路網の始点となっており、20代目となる現在の橋は国の重要文化財(建造物)に指定されている。また、「日本橋」は地域の名前としても使用されている。

日本橋は五街道の起点

1603年(慶長8年)、徳川幕府は諸大名に命じて、神田山の土を用いて現在の浜町から銀座付近まで埋め立てを行い、町割り、掘割りを進めた。この時に初代の日本橋(木造)が架けられ、1604年(慶長9年)、この橋を起点に五街道(東海道、日光街道、奥州街道、中山道、甲州街道)が定められた。日本橋は江戸の中心にあり、街道の起点であることから、その名が付けられたといわれている。他にも、日本国中の人足(労働者)が集まって橋が架けられたことに由来する説や、東の海から朝日が昇るのを望めることに由来するという説もある。1911年(明治44年)、20代目となる現在の石造二連アーチ橋が架けられ、橋の中央には「日本国道路元標」が埋標されている。


大きな地図で見る

「日本橋」のデータ

人口377 人(2012年12月1日時点)
郵便番号103-0027
区域一丁目~三丁目
東京メトロ銀座線・東京メトロ東西線・都営地下鉄浅草線「日本橋駅」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「中央区の地名の由来」「東京の地名の由来

関連記事