東京都中央区にある「八重洲」は、東京駅の東側に位置する町名で、また東京駅の東側一帯を指す地区の名前としても使用される。東京駅の西側を「丸の内口」、東側を「八重洲口」といい、八重洲口には大丸東京店がある「グラントウキョウ」や「東京駅一番街」、「八重洲地下街」などがある。また、八重洲口側はビジネス街として発展している。
八重洲の地名は、この地に住んでいたオランダ人船員のヤン・ヨーステン(1556年?~1623年)の名前に由来する。彼は江戸時代に日本に漂着し、後に徳川家康に仕えた人物で、国際情勢顧問や通訳として活躍し、家康からこの地に邸を与えられた。「ヤン・ヨーステン」が訛って日本名として「耶楊子」と呼ばれるようになり、これが後に「八代洲」となり、「八重洲」になった。彼は東南アジア方面で貿易を行った後、日本へ帰国する途中のインドシナにおいて船が浅瀬で難破し、水死したといわれている。
人口 | 130 人(2012年12月1日時点) |
---|---|
郵便番号 | 103-0028、104-0028 |
区域 | 一丁目、二丁目 |
駅 | なし ※「東京駅」の所在地は千代田区丸の内 |