「清澄」の地名の由来

東京都江東区にある「清澄きよすみ」は江東区深川地域内にあり、2000年の清澄白河駅の開業で交通の利便性が向上し、その後、高層マンションの建設など再開発が進んでいる。

清澄のシンボルともいえる「清澄庭園」をはじめ、「清澄公園」や「深川図書館」が所在し周辺住民が集う憩いの場所として賑わいを見せている。

長らく深川を冠していたことから「深川清澄」の名で親しまれている。これは、現在でも旧深川区内に根強く残る習慣である。

清澄庭園
清澄庭園

「清住弥兵衛」の名前に由来する

江戸時代、干潟であったこの地帯を開拓した8人の内の1人「清住弥兵衛」という人の名前に由来する。当初は弥兵衛町と呼ばれていたが、その後の変更で清住町となった。名字の「清住」は、彼の出身地が安房国あわのくに清澄村(現在の千葉県鴨川市)であることからその名が付き、この地の町名として「清澄」が定着した。

清住町と名前が付いたのは1695年(元禄8年)の検地の時である。1932年(昭和7年)、清住町に伊勢崎町・西大工町・裏大工町・仲大工町が合併して、清澄町に改称した。

現在の名所「清澄庭園」は、江戸時代、豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷があったとされる場所(隣の清澄公園を含めた敷地)である。


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「清澄」のデータ

人口3,148 人(2012年12月1日時点)
郵便番号135-0024
区域一丁目~三丁目
東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」
※所在地は江東区白河

リンクWikipedia

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カテゴリー「江東区の地名の由来」「東京の地名の由来

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