東京都渋谷区にある「初台(はつだい)」は、同区の北部に位置し、地名や町名の他、駅名にもなっている。
代々幡地域に属し、町域北端の一部は新宿区西新宿との境に当たる。町域の北部は甲州街道を境に渋谷区本町に、東部は山手通りを境に渋谷区代々木に、西部から南西部にかけては渋谷区西原に、南端は渋谷区元代々木町に接する。
室町時代後期に江戸城を築城したことで有名な武将・太田道灌(おおた どうかん、1432~1486年)が武蔵国豊島郡の代々木村に八つの砦を築き、一の砦がこの地にあったことから「初台」と呼ばれるようになったという説がある。
また、武将・土井利勝(どい としかつ、1573~1644年)の弟・土井昌勝(どい まさかつ)の妻で、第2代将軍・徳川秀忠(とくがわ ひでただ、1579~1632年)の乳母でもある初台局(はつだいのつぼね)が、安土桃山時代末期の1591年(天正19年)に代々木村内のこの地に200石の所領を得て、晩年に隠居したことに由来する説がある。
その初台局は初台の隣に位置する現在の渋谷区代々木にある正春寺(しょうしゅんじ)に眠る。
地域内には京王新線「初台駅」があり、その駅から南側にある代々木八幡宮に向うなだらかな坂は「初台坂」と呼ばれる。また、駅周辺は西新宿のオフィス街と一体となっており、企業のオフィスビルも多く、駅の南側には初台商店街がある。
人口 | 8,290 人(2015年10月1日時点) |
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郵便番号 | 151-0061 |
区域 | 一丁目、二丁目 |
駅 | 京王新線「初台駅」 |